アメリカンピーナッツについて
アメリカンピーナッツ協会について
ピーナッツインフォメーション
適切な保存処理を施した後、栽培農家に保管されたピーナッツ(殻むき、洗浄、粉砕されていないピーナッツ)は、品質と価値を定めるために検査と格付けが実施されます。この検査プロセスによって、殻つきピーナッツの全体的な品質と栽培農家での価値が判断され、これを基に一般販売や価格支持融資が決定されます。
米国農務省(USDA)農業マーケティング局(AMS)による検査と格付けは、通常、ピーナッツが収穫された場所から数マイル内にある買取りのための施設や殻むき工場で行われます。ニューマティックサンプラー(圧縮空気を使ったサンプラー)が乾燥用ワゴンから一定量のピーナッツをサンプルとして取り出し、このサンプルからUSDAの検査員が果肉の中身、鞘(さや)のサイズ(バージニア種およびバレンシア種の場合)、損傷した粒、異物、粒の水分量を調べます。等級が決まると、USDA価格支持スケジュールに基づいて融資や市場価値が決定されます。
等級が決まった後、ピーナッツは殻むき工程に進みます。最初にピーナッツを洗浄し、小石、土、つる、その他の異物を除去します。洗浄されたピーナッツはコンベイヤーで殻むき用の機械へ運ばれ、穴のあいたふるいを通ることで殻がむかれます。次に、空気を上昇させる筒型機械を通り、粒の外皮が取り除かれます。重さを計る特殊な機械を使うことで粒を取り出していきます。そして、粒は様々な種類のスクリーン(選別機械)を通り、サイズごとに等級分けされます。
食用ナッツはハイスピード電気色別機械で一粒ずつ検査され、そこで、色づきの悪い粒や傷のついた粒、さらに残っている異物が取り除かれます。
殻つきピーナッツは通常、大きなバージニアあるいはバレンシアの品種を使い、これらは明るい色の殻にするため、砂質で明るい色の土で育てられます。サイズ選別機械が小さな鞘(さや)を取り除き、一方、空気が上昇する筒型機械では未成熟で軽量の鞘を取り除きます。残った大きな鞘(さや)はスクリーンを通ってサイズごとに分けられます。茎は取り除かれ、残った未成熟の鞘(さや)も決められた重さに沿って取り除かれます。電気選別機が、黒ずんでいる、割れている、または傷のついている鞘(さや)を取り除き、最も成熟した明るい色の鞘だけを残します。
米国産ピーナッツ産業の関係者はすべて、「国内向けおよび輸出ピーナッツに関する最低限の品質と取扱基準に関する協定(The Minimum Quality and Handling Standards for Domestic and Imported Peanuts Agreement)」で明記された規定に従う義務があります。このプログラムはピーナッツ基準委員会(The Peanut Standards Board、18の事業者による委員会)と米国農務省農業マーケティング局(AMS)が共同で管理しています。ピーナッツ基準委員会は、ピーナッツ製品取り扱い業者が商業目的で買い取るすべてのピーナッツに関して、買い取りおよび販売における品質基準と規制を推奨しています。ここで示されている内容の実施については、米国農務省がその責任を負っています。
買い取りにおける品質基準では、すべての取り扱い業者が農家に保管されたピーナッツを正式な方法で検査し、カビ、損傷、水分量、異物について確認するように求めています。また、ピーナッツが粉砕された後に適用される販売規制では、すべてのピーナッツが特定の品質基準を満たし、アフラトキシンの検査を受けるように求めています。米国産ピーナッツに関する規定は、ピーナッツ産業の成長に基づき、必要に応じて修正されます。
米国基準(ピーナッツ基準委員会およびUSDA/AMSによって管理、監視される基準)は、米国産ピーナッツが満たすべき最低限の品質を定めています。また、特定の等級とサイズに与えられた厳格な許容範囲は、米国ピーナッツシェラー協会(APSA)によって決められています。
APSAが定めるルールの下で取引されるピーナッツは、選別されたサイズ、あるいはオンスごとに取り扱われます(通常、輸出ピーナッツの場合): APSA取引ルール
(米国グレード基準はAPSA Rulesに適用されていませんが、情報として含まれています。)
(米国グレード基準はAPSA Rulesに適用されていませんが、情報として含まれています。)
(米国グレード基準はAPSA Rulesに適用されていませんが、情報として含まれています。)