サステナビリティ（持続可能性）

ピーナッツインフォメーション

アメリカンピーナッツ協会によるサステナビリティ・イニシアチブ

ピーナッツ産業では、サステナビリティについてさまざまな取り組みがおこなわれています。アメリカピーナッツ協会は専門調査チームを設置し、農場から加工までの供給網、さらにはピーナッツ製品のパッケージのライフサイクルまで、二酸化炭素排出量やその他のサステナビリティに関連した指標を測っています。またこの調査チームは、アメリカのピーナッツおよびピーナッツ製品のサステナビリティをさらに向上させるための方法についても調査をして行きます。

使命

「サステナビリティ」は栽培者から始まり、高品質のピーナッツ製品が消費者に届くまで続きます。アメリカピーナッツ協会のサステナビリティ・イニシアチブ専門調査チームは、アメリカのピーナッツ産業関係者に対して、以下のような内容について話し合われるフォーラムの場を提供しています。

・アイディアと情報の交換
・測定の目標と方法に関する合意形成
・サステナビリティの分野で必要とされる研究の評価・検証

調査チームは、ピーナッツ産業の全体のサステナビリティを向上させることによって、各セグメントの競争力と収益性を高め、またよりよい環境づくりに貢献する方法を追求します。

目標と目的

この委員会の目標は、持続可能性が意味するものについてピーナッツ業界内で共通の理解を明確にし、様々な支持者（ビジネス、教育・研究部門、消費者）によるピーナッツの持続可能性に対する評価が、正確な科学的知識と適切な規律に基づくものになるようにし、また、持続可能性向上に取り組めるよう業界関係者に目標、ツール、サポートを提供していくことです。

ファクトシート：U.S. Peanuts, a Global Leader in Sustainability

全米ピーナッツ委員会によるピーナッツの持続可能性についての詳細はこちらをご覧ください。
http://www.nationalpeanutboard.org/more/sustainability/ 

アメリカンピーナッツ協会による持続可能性の向上

農業改良

ピーナッツ財団は、資源の利用を減らしながら、ピーナッツの収穫量を増やすための研究をサポートしています。この研究により、ピーナッツの栽培に必要な水や土地をさらに減らし、同様に、ピーナッツによるカーボンフットプリントを削減することにつながります。

現在、財団により進められている、ピーナッツの持続可能性を直接的に向上させるプロジェクトの一部

1. 病気の拡大を抑える性質がより強くなった種子の研究を支援しています。これにより、収穫量を増やす一方で、植物の成長に必要な資源の量を削減します。その結果、1ポンドのピーナッツ生産に必要な資源を全体的に削減することができます。現在は斑点細菌病への耐性を持った種類について重点的に研究が行われています。
2. 乾燥に強い種類を作り出すことも積極的にサポートしています。これにより、乾燥が厳しい時期に乾燥した農地での収穫を増やし、高い収穫量を維持しながら灌漑で使用される水の量を減らすことができます。現在、重点的に行われているのは、乾燥への耐性を持った遺伝子マーカーを発見することです。