ピーナッツと美容・健康

アメリカンピーナッツ協会について

美容と健康

ーナッツ早わかり

ピーナッツとピーナッツバターの健康効果

▶ピーナッツとピーナッツバターは元来、コレステロールを含みません

▶ピーナッツとピーナッツバターはタンパク質の宝庫であり、他のナッツ類より含有量が多く、1日に必要なタンパク質の15%が摂取できます(ピーナッツ1オンスまたはピーナッツバター大さじ2杯で7g以上)。

▶現在の研究では、植物性食品が豊富な食事は心臓病やがんなどの慢性疾患の予防に役立つとされています。飽和脂肪の割合が高く、心臓病のリスクを高める動物性タンパク質の代わりとして、ピーナッツは利用できます。また、がん細胞の成長を抑えるとされている生物活性化合物も含まれています。

  • レスベラトロルは強い抗酸化物質で、様々なタイプのがんや心臓病を防ぎ、寿命を伸ばすと考えられています。
  • p-クマル酸はポリフェノール類の一つで、細胞のダメージを防ぎ、がんの発生を抑える効果があるとされています。
  • 植物ステロールを摂取することで、がんや心臓病の発症リスクが低減されるということが多くの研究で示されています。ピーナッツオイルはオリーブオイルより植物ステロールを38%から43%多く含んでいます。

▶ピーナッツを食べることで糖尿病の予防につながります。

▶栄養価の高いピーナッツとピーナッツバターは、アメリカ人の食事で不足しがちな多くのビタミンやミネラルを含んでいます。

  • ナイアシンが豊富に含まれ、1日に必要な量の約25%を摂取できます(1オンスで4mg)。食事からナイアシンを多く取ることで、アルツハイマー病の発症リスクを70%低減できると考えられています。
  • ・強い骨を維持するために重要な栄養素であるマグネシウムの摂取に適しており、マグネシウムを取ることで骨折や骨粗しょう症のリスクを減らします。ピーナッツを食べることで1日に必要な量の12%を摂取できます(1オンスで50mg)。
  • ・多くの栄養素に加え、ビタミンE、ビオチン、銅も含まれます。実際、ピーナッツを食べることで、糖尿病患者の血管に含まれるビタミンE、ナイアシン、マグネシウムの濃度が上がるとみられています。

▶ピーナッツに含まれる脂肪の約80%が不飽和脂肪で、「健康に良い」脂肪と言われています。この植物性の脂肪により、コレステロール値を下げ、炎症を抑える効果があります。これらの症状は慢性疾患の前兆とされています。

▶オイルでローストされたピーナッツ1オンスごとに2.7 gの食物繊維が含まれます。

▶ポートフォリオダイエットの研究によると、ピーナッツのような心臓に良い食品を中心とした植物を多く含む食事は、スタチン系薬剤と同程度にコレステロール値を下げる効果があるとされています。さらに、冠状動脈性心疾患のリスクを10年間で13%減らす可能性があると考えられています。 (Progress in Cardiovascular Diseases, 2018)

ピーナッツはスーパーフード

健康と栄養に関する詳しい情報はピーナッツ協会のウェブサイトをご覧ください。
https://peanut-institute.com/

万能なピーナッツ

▶ピーナッツは植物学的にはマメ科植物、また栄養学的にはナッツとして分類されます。つまり、ピーナッツは両方の良い点を持ち合わせ、マメ科食物とナッツ類の両方に存在する主要な栄養を含んでいます。

▶ピーナッツバター(規定では成分の90%がピーナッツ)は米国産ピーナッツが最も使用されている商品です。

▶米国のキャンディーバー売り上げ上位10位までのうち半分が、ピーナッツあるいはピーナッツバターの入った商品です。

▶ピーナッツオイルは世界中のシェフや料理人から高品質な料理用オイルとしてその価値を認められています。無味無臭で、食品の風味を変えないピーナッツオイルは煙点が高く(華氏440から460度)、一価不飽和脂肪が多く含まれるオイルです。

▶ピーナッツはパウダー状でも提供されています。ある程度脱脂されたピーナッツパウダーは高タンパク質、低脂肪で、長期間保存が可能です。スムージー、シェイク、パン、その他焼き菓子などに利用できます。

▶ピーナッツは米国でスナック菓子のナッツ類ではナンバー1の人気で、ナッツ類菓子の売上の3分の2を占めます。

▶ピーナッツとピーナッツバターの優れた点の一つが、保存期間が長いことです。数か月間保存でき、冷蔵庫に入れておけばさらに長く持ちます。

▶アラバマ州タスキーギ協会の研究科学者だったジョージ・ワシンントン・カーヴァー博士 は、1900年代初めに300を超えるピーナッツの用途を開発しました。彼は「ピーナッツの魔術師」「近代ピーナッツ産業の父」と呼ばれています。

米国のピーナッツ生産

▶米国では、約150万エーカーの土地で年間300万トンのピーナッツが栽培されています。

▶ピーナッツが生産されている主な州は、ジョージア州、テキサス州、アラバマ州、ノースカロライナ州、フロリダ州、オクラホマ州、バージニア州、ニューメキシコ州、アーカンソー州、ミシシッピ州、カリフォルニア州南部の地域です。

▶種類によりますが、4月から10月に砂質のローム層の土壌で育ち、霜が降りない期間が年間120日から160日必要です。

▶米国で生産されるピーナッツは次の4種類です。

  • ・ランナー : 主にピーナッツバターの製造に使用されます。
  • ・バージニア : スナック菓子や殻付きピーナッツとして主に販売されます。
  • ・スパニッシュ : 丸く、小さい粒で、スナック菓子、ピーナッツバター、菓子に使用されます。
  • ・バレンシア : 一つの殻に3粒から5粒入っており、ロースト用や茹でピーナッツ用に殻つきで販売されます。

▶詳細はアメリカンピーナッツ協会のウェブサイトをご覧ください。
https://www.peanutusa.com